TOMOLENS
pentax67 105mm f2.4
OLD LENS

pentax67 105mm f2.4

オールドレンズ散歩
夏の大分*日田・夏の京都*東山
19枚の作例

オールドレンズの沼に豪快にはまり、数々のレンズで撮らせて頂きましたが、その中で1本と言われたら、迷わずpentax67 105mm f2.4です!本当に凄いレンズです。この105mmは1969年に登場した中判一眼レフ「アサヒペンタックス6×7」——その大きさから愛称バケペンと呼ばれるカメラの、標準レンズです。105mmという焦点距離ですが、大きな6×7判フィルムでは約50mmちょっとの標準の画角になります。私はアダプターを付けてFUJIのGFXで撮影したところ、心から感動したことを今でも覚えてます。

写りはひとことで言うと「空気ごと写る」。大きなフィルムを前提に設計されたレンズなので、デジタルで使ってもボケがとろりと大きく、被写体がふわっと浮かび上がります。路地で見つけた花にレンズを向けると、背景が絵の具を溶かしたようににじんでいく——この立体感は、中判レンズならでは。ずっしりと重く、信じられないくらい大きなレンズとアダプターになりますが、撮影しているともう気にならないほどの美しい写りが待ってます。

夏には、大分の日田へ行ってきました。天領として栄えた豆田町には、白壁の商家や昭和のままの看板が残っていて、昔の橋で川を渡ったり、扇風機が回る古い小屋を見たり、レトロなレンズとの相性は抜群です。

夏の京都・東山も歩いてきました。まずは見て頂きたいです、この立体感!中判レンズならではの、とんでもない写りです。産寧坂で賑わう街並みも、f2.4のボケ越しに見るとどこか映画のワンシーンのようです。重いレンズを提げて坂を上るのは少し大変ですが、一枚撮ってプレビューをみれば疲れもふっとびます。

桜の季節には栃木の鬼怒川で満開の並木を、初夏には猪苗代湖の静かな水辺を、秋口には広島・世羅の山あいの集落を。気づけばこのレンズと、ずいぶんいろんな季節を旅してきました。いいレンズは写りはもちろんですが、旅したくなるというのも大事ですね。この105mmは、中古市場では少しづつ上がっているような印象です。またアダプターが地味に高いです笑。気になりましたらどうぞお早めに。下に作例を置いておきます。お出かけの道しるべになれば嬉しいです。

旅写真の作例19枚の作例

夏の福島*猪苗代湖

夏の大分*日田

夏の京都*東山

桜の栃木*鬼怒川

夏の広島*世羅

主な仕様

メーカー旭光学工業(ペンタックス)
銘柄TAKUMAR/SMC PENTAX 6×7 105mm F2.4
マウントペンタックス67マウント
焦点距離105mm(6×7判の標準・35mm判換算 約50mm相当)
開放F値f2.4(中判レンズ屈指の明るさ)
年代1969年〜
対応カメラアサヒペンタックス6×7(通称バケペン)
← 旅のレンズへ 旅の本へ
#pentax67 105mm f2.4#ペンタックス67#バケペン#中判#オールドレンズ#作例#日田#京都#鬼怒川
トモレンズ
トモレンズ

横浜生まれ。
企業家、写真家、作家。
横浜と自由が丘でヴィンテージアクセサリーパーツ店を経営。
オールドレンズと旅をテーマにした電子書籍を執筆。
失われつつある古き良きものに、新しい価値や世界観を
沢山の人に広めたく、店舗や書籍などで活動を行っている。

トップ 旅のレンズ pentax67 105mm f2.4