雨雲がやって来た。
山の天候の変化は、本当にあっという間だ。



次々と生まれる新しい命。
自分が古くなってゆく気がして、
少し寂しくなる。



花を見る時間くらい、
欲しいものですね。



獣道のような山道。
今は細くとも、信じて登れば
いつかは山頂へ、たどり着ける。



これがあるからこそ、
僕たちは安心して進めるのです。



唇のような表面の、めしべ。
今日も種の保存のために、
昆虫たちを黙って待っている。



よく見ると、花びらの表面は斑になっている。
端っこは少し傷んでいた。
興味を持って長時間見続けると、
色々と見えてくるものだ。



ツツジを見続ける。
やがて小学校の通学路を思い出した。
今もまだ咲いているのだろうか。



バス停にはツツジが咲いていた。
まるで待ち人が、飽きてしまわぬようにと。



田舎のバス停は、本当に来るか
どこか不安ですね。



仕事で疲れた心が、軽く思えた。
きっと新緑たちが癒してくれたのだろう。



帰り道もキラキラとした緑が揺れている。
手を振るようにね。