曇り空のフランスよ、
さようなら。



時間が来たようだ。
故郷へ帰る過程は淡々としている。



目がくらむほどの精密。
小さな積み重ねで、
素晴らしい空間はあるのですね。



開放的な空間で出発を待つ。
何事も最後が肝心。なぜなら、
これだけ気分が良い空間だと、
フランスは良い国だったなと
思わず感慨にふけってしまうから。



ステンレスのような天井は、
どれほどの人たちを迎え、見送って来たのだろうか。



旅立ちとは、去る事なのか、
次へ向かう事なのか。



パリの街はシルエットと化し、
セーヌ川は黒光のゆらめきになった。
、、、日本へ帰ろう。



まだまだ寒いパリの夕暮れ。
異国でこの時間になると、
強烈な孤独感に襲われるのだ。



濃厚な歴史と同じく、長い影足よ。



ガラスは全670枚。総重量100t!
そんな重さを感じさせないガラスピラミッドは、
プリツカー賞のI.M.ペイが設計。



近代と伝統の融合、それがルーブル美術館。



無人の空。無情の金属。
皆どこへ向かうの。