あとがき 広島の歴史を探す一人旅 広島駅-尾道

 

「広島」というと、どうしてもまず原爆を思い浮かべてしまう。
小さい頃から学校で何度も出てきた戦争、原爆、そしてヒロシマ。
しかし重すぎる歴史とは対照的に、街は素晴らしい魅力で溢れていると
実際に旅をしてみてそう感じた。
 
レトロな路面電車に揺られ、広島市民球場や太田川を過ぎる。
宮島では、厳島神社の潮の満ち引きをゆっくりと感じる。
しまなみ街道では、美しい島々を一つ一つ訪れる。
お腹が空いたら、広島のお好み焼き、生カキ、もみじ饅頭を食べる。
そして尾道では、瀬戸内海の様々な音を聞いた。
 
どれも魅力的で素敵な体験であった。
これらこそ伝えるべき広島の情景とも感じた。
この先、何年経っても広島と原爆の歴史は受け継がれていくだろう。
それと同時に、この街が持つ素晴らしさも、
伝わっていけばいいなと感じた。
今回の広島写真たちが、少しでもその力になることを願って。
 
 
 
――― 広島の歴史を探す一人旅 広島駅ー尾道 全62ページ 完
 


日が昇り、人々は動き出した。
広島・尾道を旅して、何かを貰った気がする。
また次の旅まで、日常を頑張ろうと決め、
この地を後にした。


朝はどこでも混むのだと、
次々と港を飛び出す船たちを眺め、
そう思った。


目覚めたきっかけは、瀬戸内海からの朝日。
ゆっくりと椅子に近づいた。