松山という古き良き街 下灘駅ー道後温泉: 5page | トモレンズ旅本

天気に抵抗するのはやめよう。
たぬきの背中はそう語っていた。



路面電車に乗り道後温泉へ。
ハイカラ通りには、昔ながらのお店が並ぶ。



雨により、花が艶やかに写る。
なんでも、むしろ良かったと思えれば、
旅でも人生でも、きっとうまくいくだろう。



太陽と水さえあれば、
植物は大満足なのに。



花が美しいと、認識できる脳のシステムこそが、
美しい設計。



道後温泉は素晴らしいお湯。
さらに温泉からあがると、座敷が用意されており、
畳で涼めるのだ。



お茶とお菓子も用意されていた。
なんて素晴らしい昭和な時間。



平成もいつか、
懐かしくて良い時代だったと思える日が、
きっと来る。



帰ろう。
今を少しでも良くする為に、
一生懸命、働こう。



飛行機が上昇するたびに、
キラキラと輝く海が遠くなってゆく。
旅がフェードアウトして終わるように。



その街に古き良き日本を見た。
さよなら、松山。
また旅のどこかで会いましょう。



「縁側にしか行けないからさ」
死ぬ間際のおばあちゃんの言葉を、
帰りの飛行機で思い出した。
  
人はいつか歩けなくなる日が来る。
ならば、歩けるうちに地球を沢山旅したい。
そして満足げに縁側で茶を飲みながら、
その日を迎えたい。