ノサップ岬行きの、
誰もいないバス。



本土最東端・ノサップ岬。
海の向こうには千島列島がみえる。



海雲の下、何を待っているのか。



「あなたが何をしているのか僕には分からないよ」
「そんな事を分かったところで、
あなたが何をしたいのか、私には分かりません」



橋は美しい。
帯広の橋は、特に。



この日、苫小牧の方たちは、
戦いに燃えていた。



駒大苫小牧vs早稲田実が、
遠く離れた甲子園で行われていた。



高校に集結した苫小牧の方たち。
田中将大と斎藤佑樹が投げ合った、
伝説の試合を見る事になるだろう。



ぞくぞくと集まるお客さんは、
通路にまで。



声をからし応援する市民の前に、
立ちはだかる斎藤佑樹。
駒大苫小牧、1-4で最終回。



西洋風な建物の駒大苫小牧校舎で、
奇跡を願う人々。



最終回に2点を取り、3-4。
1点差!
地鳴りのような歓声が響く。