春の丹沢・檜洞丸登山 新緑のブナの木を探す: 3page | トモレンズ旅本

バス停にはツツジが咲いていた。
まるで待ち人が、飽きてしまわぬようにと。



ツツジを見続ける。
やがて小学校の通学路を思い出した。
今もまだ咲いているのだろうか。



よく見ると、花びらの表面は斑になっている。
端っこは少し傷んでいた。
興味を持って長時間見続けると、
色々と見えてくるものだ。



唇のような表面の、めしべ。
今日も種の保存のために、
昆虫たちを黙って待っている。



5月の檜洞丸登山は新緑が素晴らしい。
透き通る緑に癒された旅だった。
またあの緑を見に来ようと、
白い空へ誓った。



あとがき 新緑の檜洞丸登山 ブナの木を探す

 


緑のイメージといえばエコ、平和、そして癒しですね。
檜洞丸というマイナーな山に行ったのは、
ブナの緑が素晴らしいと、古本で読んだからです。

実際に行ってみると、その山の緑は情報のとおり素晴らしいものでした。
仕事で疲れた心が、歩くたびに癒されるかのような新緑が、たくさんあったのです。
もっともその古本がなければ、この緑たちに出会うことも、
檜洞丸という山を知ることさえ、きっとなかったでしょう。

――― 私は常々思います。

先人たちが残してくれた知恵や情報に感謝し、
今度は自分たちが後世に伝えていけば、
きっと世の中は良くなっていきます。

今回の新緑の旅写真たちが、少しでも誰かの癒しになれば、
その古本も喜んでいる気がして、
とても嬉しいのです。




――― 春の丹沢・檜洞丸登山 新緑のブナの木を探す 全30枚 完