御来光を見に、三たび富士山へ。
深夜の駐車場から登り始めた。



空は稲妻。
こういう時は絶対に登ってはいけない。
予報では晴れるので、待ちましょう。



雷、過ぎ去りし深夜。
僕らは太陽を目指し、登り始めた。



暗闇の中の灯火は、
人を緊張から解放してくれる。



薄い山梨の夜明け。
今日という一日が、
生まれ始めた。



頂上の光よ。
目指すはそこだ。



さあ、姿を見せておくれ。
御来光を待ちわびた、登山者たちに。



海雲から生まれた赤い玉。
儚く美しい時間が始まった。



地上を照らしてゆく御来光様。
その動きは意外と早い。



我々は偉大なる太陽の周りを
ただ、うろついているに過ぎないのか。



しばし見とれる登山者たち。
これからの目的はみな同じ。
頂上へ。



晴天。それだけで幸せ。