川崎フロンターレvsジェフユナイテッド市原・千葉
紅葉に負けぬくらい、染め上がった黄。
やはり観客は増えている。



遠くの木々の間からでも分かる、巨大な青の泉。
今日は満員になるだろう。



それは試合開始90分前の出来事。
スーツの一団が、
浮かれた会場を凍らせた。



会場は体験した事も無い、
異様な雰囲気に包まれ、
それは始まった。



謝罪。それは、5日前のナビスコ杯決勝でしてしまった、
不遜な態度に対するものだ。



人々は戸惑う。
どんな顔をすればいいのだろう。



一人、頭を下げ続ける森勇介。
特に彼の態度が問題視された。
普段は闘志ともラフともとれるプレーで、
サイドラインを駆け巡る暴れん坊が、
長く長く、誰よりも頭を下げ続けていたのだ。



どうすればいいのだろう。
僕たちはただ、大好きなあなた達を
応援しに来ただけなのに。



スタッフからもういいよ、、、と
肩を叩かれた森。
顔を上げた時に流れ出た大粒の悔やみ、、、



責任は無条件で仲間全員で負い、
功績は一人ではなく常に仲間全員にある。
それが、チームという姿。



ジェフサポーターにもお詫びの礼。
戸惑う彼らからの力強い拍手が
会場を暖かく包んだ。



子供たちは、大人の謝罪に何を感じたのだろう。
憧れであろうサッカー選手たち。
こんな光景はもう見せたくない。